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ボーイスカウト岡山連盟・先輩登場

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The Nicest People on Boy Scout File No.4

ファジアーノ岡山の妹尾隆佑選手(コーチ)

名前:妹尾 隆佑
職業:ファジアーノ岡山 普及コーチ(2012.4)
出身団:都窪第2団
スカウト暦:ビーバー・カブ

 地元ファジアーノ岡山でMFとして4年間活躍。現在は、県内各地のサッカースクールで子どもたちの育成・指導に当たっています。※2013.6 現役選手に復帰!

妹尾隆佑さん単独インタビュー
1. ボーイスカウトの思い出は?

 僕は小学生のころ、サッカーはもちろん好きだったのですが、アウトドアや山登り、そしてみんなと一緒に遊ぶことが大好きで、ボーイスカウトの活動を毎回楽しみにしていました。サッカークラブにも入っていたのですが、上手に両立させて、どちらも目一杯楽しんでいました。

2. スカウト活動で印象に残っていることは?

 カブスカウトで山登りをしたんですが、ただの山登りじゃないんです。「ツバメの巣」を見つけたら何点、「ツチノコ」を見つけたら何点、と、毎回指導者の人が子どもがワクワクするような仕掛けをしてくれていて、本当に楽しかったです。「ツチノコ」が見つけられなかったのは、今でも残念です(笑)

3. スカウトの経験が、役に立ったことはありますか?

 仲間と一緒に何かを達成することの「難しさ」と「楽しさ」を経験できたことが大きいと思います。みんなで共通の目標を持って、苦しいけれども、それをやり遂げることの新鮮さ、楽しさを、子どもの時に経験できたので、サッカー選手になるという僕の夢の実現にも、そのことが大きなプラスになりました。

4.指導者の人の思い出はありますか?

 先日、母親から「指導者の人は、子供たちの安全を確保するために、何度も下見をしてプログラムを作っていたのよ」という話しを聞きました。子どもの時には全然気づきませんでした。僕も今は子供たちを指導する立場にあるので、安全のことは強く肝に銘じるようにしています。そしてそのことはもちろん、毎回楽しい隊集会を指導者の人が工夫してくれたように、僕も子供たちがサッカーを本当に楽しめるような指導を目指しています。

5. 今のスカウトたちへメッセージを

 僕自身Jリーガーにあこがれ、途中何度もくじけそうになりながらも続けてきた結果、ファジアーノ岡山に入れました。サッカーに限らず、自分の好きな道を選んだら、あきらめずに最後まで続けて欲しい。そうすれば必ず夢はかないます。

 2011年12月、妹尾選手は膝のケガの悪化で、惜しくも現役を引退されましたが、「子供たちの指導」という立場になれたのは、スカウト経験の運命的なものを少し感じます。子どものころ、サッカークラブとスカウト活動を両立させ、どちらも上手に楽しみ、そして二つの経験が妹尾さん自身の中で見事に融合して「Jリーガー」という夢を果たすことができたという、素敵なお話しでした。妹尾コーチのもとで指導を受けた子供たちの中から、近い将来きっと、第2、第3のJリーガーが生まれるでしょうね。
追記(2013.6)妹尾選手はその後、懸命のリハビリを経て、2013年6月、奇跡の現役選手復活を果たしました。ここでもスカウトスピリッツ発揮?
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