倉敷市真備町の復興イベント「絆フェスタ」無事終了しました!
皆一人一人、会場に着くまでに車の窓より見える、まだまだ傷跡の残る被災地の景色にいろんな思いを馳せながら各地区より多数のスカウトが集合。
オープニングイベントでは、飛ばす風船を子供達に配るお手伝いをしました。
竹馬コーナーでは竹馬になれない子供達の補助をしました。 お手伝いだけでなく、体験もリーダーのみなさんまで童心に帰って楽しまれておりました。
竹細工コーナーでは竹とんぼや竹笛などを緑化委員会の方々にまず作り方を教わり、そして来場者に教える側として活動しました。
緑化委員さんの中にも子供の頃にスカウト活動をしてた方や指導者経験のある方もいてボーイスカウトの広い繋がりも体感できました。
真備のゆるキャラマービーちゃんの中にもスカウトが交代で入りました。 重たいぬいぐるみを着てのたくさんの子供に囲まれるのは結構大変だったようで中に入ったスカウトからは「ぬいぐるみの中の人の気持ちがわかった。」とのつぶやきが聞こえました。
定期開催にボーイスカウトからも随時参加中の写真洗浄ブースでは、倉敷14団の穂積さんが主に活躍されており、遊びに来たビーバースカウトも積極的に体験に参加していました。ごほうびにもらえる缶バッチの製作なども楽しんでいました。
イベントの最後、飲食ブースや本部などの大テントを畳んで行く作業でもボーイスカウトが活躍する姿がありました。
本部の音響ブースや駐車場係など、運営側スタッフの補助にもスカウトや指導者から人員補充が出来ました。
また、イベントの途中で、会場のお隣にある災害ボランティアセンターの見学というスペシャル企画も実施させていただけました。
災害用のトイレ・トレーラーの見学や、被災した施設の中を窓越しに覗かせてもらったり、災害ボランティアセンターに朝やってきて現地へ出発までの流れ、現場からボランティアセンターに帰ってきてから解散までの流れを順に沿って各コーナー担当者さんにご説明をして頂きながら見学。
SEEDS班というボランティアセンターに来た物資や様々な支援の申し入れをマッチングする倉敷独自の取り組みや、プロが無償で活躍する技術系ボランティアという部門などについても説明を受けて、最後には看護チームのご厚意によりボランティアさんが帰宅前に飲むホットポカリも試飲させていただきました。
竹細工、子供達のお世話、テントの撤収、すべて日頃の集会での積み重ねを存分に活かしながら、被災地を笑顔にするお手伝いのでき、そして今ここでしか見る事のできない災害ボランティアセンターの見学もできて、とても貴重で素晴らしい活動だったと思います。
3地区すべてから多数のスカウトと指導者のみなさんが集まってくださったので、普段なかなか顔を合わす機会のない団の方とも交流ができ、災害時などの困った時には助け合える仲間がボーイスカウトにはいることが実感できて、ボーイスカウトの「絆」も再確認出来たのではないかと思います。
イベントに来場してくださった被災者の方々には、1階にはまだ台所も風呂もない修繕中の家の無事だった2階の部屋に住んでいる方や、ストーブも布団も冬服も全部水に浸かってしまいまだまだ冬支度が整いきっていない方なども多くいる事を聞きました。
みなし仮設や親戚の家など真備町を離れて避難されている方々は、イベントが行われる事によって真備町に訪れるキッカケができて、また地域の方々と再会する事ができるそうです。
これをきっかけに、今後ローバー隊やベンチャー隊そして将来大きくなったボーイ隊が、災害ボランティア活動の現場でも活躍してくれることを期待しております。 |