富士スカウトが、一市民として災害ボランティアに参加。
木多 岳雪君の報告:
台風12号被害に対して、IVUSAが三重県熊野市に入ったのは、メンバーからのSOSがあったからでした。
僕は先遣隊だったので、8日にかけつけると、道にはがれきが引っ掛かり、橋は崩れ、家の周りは10cm程ヘドロが溜まり、本当に悲惨な状況でした。
しかし、熊野市は人の手で復旧しなくてはならない家屋が多くあるにもかかわらず、ボランティアが絶対的に足りていない状況がありました。
IVUSAが最初被災地のボランティアセンターに入ったときはIVUSA10人、IVUSA以外5人という状況でした。
70歳のおばあちゃん家を70歳のお友達が手伝っている、というような状態です。
100人規模で数日かかる、という現場があるということも、聞きました。
その現状からIVUSAでは80人程度の派遣が決まりました。
やれることを全力でやってきましたが、災害の規模から自分の無力さと自然の強さを感じました。
被災地の方々は、
自分たちが被災されていてしんどいのにもかかわらず
「休憩しっかりしーよ!」
「のみもん飲みーよ!」
などなど気にしてくださり、
また、作業が終わった時に泣いて喜んでくれたおばあちゃんや、「君らがいれば日本の未来も安心やな!」
と言ってくれる方もいて、元気を置いてくるはずの僕たちが逆に元気をいただいてしまいました。
今回行った熊野は海、山、川、人どれも素晴らしくまた行きたいと思う町でした。
熊野で出会えた全ての方に感謝を伝えたいです。 |